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【これはあまりにも無茶苦茶だろ?】文京区小石川のマンション問題

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ニュースでもとりあげられている文京区小石川の
新築分譲マンション問題。

このマンションについてご存知ない方に
少々物件概要とこれまでの時事列を説明しますと、

ル・サンク小石川後楽園は8階地下2階建、総戸数107戸である。
所謂地下室マンションである。
売主(建築主)は株式会社NIPPO(東京都中央区)、
神鋼不動産株式会社(神戸市)である。
建築確認は民間の指定検査会社・都市居住評価センター(東京都港区)である。
建築確認日は2012年7月26日、変更確認日は2014年3月12日である。

時事列

元々富士銀行の社宅跡地であったこの場所を
都市基盤整備公団(現・都市再生機構)が購入し
競争入札に掛けたのが、2001年。

2003年10月 同入札でNIPPO神鋼不動産共同購入
2004年7月 東京建築検査機構から建築確認が下りる。
2004年11月 近隣住民東京都建築審査会審査請求
2005年6月 東京都建築審査会の裁決で建築確認を取り消し
2008年8月 NIPPO神鋼不動産文京区長に対して開発許可申請
2009年3月 文京区長開発許可
2009年5月 近隣住民都開発審査会開発許可審査請求
2009年8月 文京区長開発変更許可
2009年8月 近隣住民都開発審査会開発変更許可審査請求
2009年9月 都開発審査会開発許可審査請求棄却
      開発変更許可審査請求却下裁決
2012年4月 文京区長開発変更許可
2012年7月 都市居住評価センター建築確認を下ろす
2012年9月 近隣住民が建築確認の取り消しを求めて
      東京都建築審査会審査請求
2013年2月 工事開始
2014年2月 都市居住評価センターに対して変更確認の申請
      変更確認下りる
2014年7月 ル・サンク小石川後楽園の販売開始
2015年4月 ル・サンク小石川後楽園が完売
2015年10月 都建築審査会建築確認執行停止を決定
2015年11月 都建築審査会建築確認取り消しの裁決

とざっと見てもこの物件
建築主が確認申請を出し許可がおりる度に、
近隣住民が反対の声を上げるという構図が10年以上に
わたって続いている。

 ☆反対近隣住民☆

ル・サンク小石川後楽園は街の景観に合わないことや安全基準を
満たしてない恐れがあるとして住民反対運動
(小石川二丁目マンションの無秩序な開発・建築を考える会)が起きている。
近隣住民9名←ココ大事

指定確認検査機関が2度も建築確認を下ろした物件に対し
都建築審査会が確認の取り消しを行うというのも異例であるが、
2012年の9月に審査請求が出ていながら、その裁決が3年以上
過ぎてから出るというのも可笑しなこと。
しかもですよ!! 12月に完成するという物件の工事を10月に
停止させる建築確認の執行停止を決定するという暴挙!!

これには多分にこれまで取り消しを行っても再度 修正して
確認を取り直す建築主側に対する嫌がらせがあるのではないかとも
勘ぐってしまいます。

都建築審査会自体が、先の新国立競技場の件で、
建築基準法上観覧場を建設することが出来ない「第二種中高層住宅専用地域」に
新国立競技場の建て直しを認めた前例があるのにですよ(笑

マンション自体が完売していることから、少なくとも100世帯以上の方々の
新居が宙に浮いてしまった形・・・たった9人の反対住民のために。。。

この問題の責任って一体どこにあるんでしょうか?