【民主党と維新の党 合流へ最終調整へ】看板を架け替えてみたところで・・・ねえ
民主と維新 党名変更し合流で最終調整
民主党と維新の党の執行部は、夏の参議院選挙に向けた両党の連携を巡り、民主党の党名などを変更したうえで、維新の党の議員が民主党に参加する形で、両党が合流する方向で最終的な調整に入りました。
民主党と維新の党は、夏の参議院選挙に向けて合流の可能性を探るため、岡田代表と松野代表が調整を続けていて、維新の党が両党の解党による新党の結成を求めているのに対し、民主党は解党には応じられないとして、平行線が続いていました。
こうしたなか、民主党は23日午前、岡田代表や枝野幹事長ら幹部による会合を開き、参議院選挙で自民・公明両党に対抗するためにも、両党の合流を最優先すべきだという認識で一致しました。
そのうえで、岡田氏は「3月中に新しい党を作りたい」と述べ、解党はしないものの、党名や綱領などを変更したうえで、維新の党の議員が民主党に参加する形で合流する方向で調整に入ることを確認しました。
一方、維新の党の執行部も、民主党が党名などの変更に応じるならば、両党の解党による新党結成にはこだわらず、民主党に参加する形での合流に応じる方針で、松野代表は23日に開かれた党の執行役員会で「全く新しい党名の、新しい形の新党を作ろうということでお諮りしたい」と述べ、最終調整を進める考えを示しました。
ただ、民主党内では、ベテラン議員を中心に党名の変更に慎重な意見があるほか、維新の党内では、江田前代表ら旧結いの党出身の議員らが両党が解党して新党を結成すべきだと強く主張していることから、両党の執行部は丁寧に意見集約を進める方針です。
(NHKニュースより)
しかしコレって民主党にそんなに大きな利があるとは
思えないんですけどねえ。
維新の党の所属議員は、
衆議院21名(内小選挙区 2名、比例区 19名)
参議院5名(全て比例区)
今夏の参議院の改選議席が比例の4名なので、
民主党の獲得票がこの4議席分は確実に増えなくては
ただただ民主党の改選議員を減らすだけ。
そもそも維新の党自体が、前代表の橋元氏の人気で
票を稼いだようなものだから、民主党にとっては、
後の衆議院選挙にしてもただたんに民主党のお荷物が
増えるだけのような気がしてきますが・・・
さらに維新側が強く求めている党名変更についても
曲がりなりにも時の政権与党を勝ちとった政党が
そんなにあっさり党名変更するってのもどうかと思うの
ですがねえ。
野党統合を殺し文句に、維新の党にゴリ押しを許す
民主党の岡田代表の指導力に疑問です。
「消費税増税反対」ひとつとっても
共産党もおおさか維新も「消費税増税ストップ」を
この参議院選挙の公約にすることが決まっていますが、
元々野田政権時に民主党が言い出した「消費税増税」
さすがにコレを反対と言ってしまうのは難しいので
出した答えが、「軽減税率撤回なければ消費増税反対」
軽減税率は弱者の負担軽減の為に公明党がゴリ押し
してきたものなので、コレに反対しちゃうとなると、
自民党より悪者になりそうな予感すらします。
安保法制反対にしても、そもそも岡田代表自体が
集団的自衛権肯定派だったはずで、今更反対と
声高に言っても、野合の為の変更といわれても
いたし方が無い。
・・・ってか、この夏の参議院選挙で私の一番の注目は
民主党でも共産党でもなく、ズバリ「社民党」。
改選2議席ですが、党勢の減退著しい今の社民党。
ここ最近の国政選挙では比例で1議席獲るのがやっと。
とても2議席を死守する事は難しそうですが、
この改選議席が、吉田党首と福島前党首なだけに
現前党首同士の争いとなることは必至。
さらに、現在衆参合わせて国会議員数が5名なので
1名でも欠けると政党要件すらクリアできず、
日本社会党から始まり71年の歴史におのずと
幕を引いてしまうことなります。
まあ政党の件は最終的には、無所属議員を引き込んで
クリアしてしまうのでしょうがねえ。
それにしても一時は140人を越える政党だったわけですが、
「憲法9条」にこだわり過ぎたあたりからおかしくなっちゃいました。
この国の経済であり、安全保障、それに諸外国との関係など
他の事をほったらかしにしたツケがきたと云わざるえません。
しかも苦し紛れか こんな怪しい人まで公認候補にしちゃってねえ。